「地域の課題を解決したい」学生の思いを応援!2022年度社会連携活動支援助成 実施報告
2023.06.28
本学では「社会連携教育センター」を中心に、社会連携活動を通した学びを応援しています。その一環である社会連携活動支援助成は、学生の社会連携活動の経費を最大10万円(税込)助成する制度です。「誰かのために何かをしたい」「地域の課題を解決していきたい」そんな学生の思いを後押しし、よりよい成果を上げていただくことを目的としています。
この制度は2021年度に始まり、今年度で3年目を迎えました。昨年度は下記の3つの活動が選考を経て採択されました。
?日高町の子どもたちの運動習慣や生活習慣を改善?向上するための幼稚園?保育所での運動支援活動
?日高町における「はやね?はやおき?あさごはん」運動の推進にかかわる幼児の生活習慣形成の支援活動
?日高地区で小学生向けのワークショップの取り組み—さくださんと行く!作田家とアイヌの暮らし—
採択された3つの活動は、全て北海道日高地区における社会連携活動です。これは本学が2021年に北海道日高管内7町?日高振興局?日高町村会と協定締結したことを背景としています。それぞれの活動概要は以下の通りです。
日高町の子どもたちの運動習慣や生活習慣を改善?向上するための幼稚園?保育所での運動支援活動
(児童学科3年 運動促し隊)
北海道日高町の幼稚園と保育所で、「からだじゃんけん」「リズムダンス」など子どもたちが楽しく取り組める運動の支援活動を行いました。この支援は日高町の子どもたちの全国体力テストが最低水準の結果となったことを受けて、運動能力の向上を目的としています。また、継続的に運動してもらうため、リズムダンスを動画撮影して園にプレゼントしました。
日高町における「はやね?はやおき?あさごはん」運動の推進にかかわる幼児の生活習慣形成の支援活動
(児童学科3年 子どもを健康にしたい会)
基本的な生活習慣の大切さを日高町で共有し、子どもの健康に繋げることを目的に実施しました。子どもたちに関心を持ってもらうために「ひだかくんのいちにち」というペープサート(紙人形劇)を制作し、子どもたちにはそれを見ながら正しい生活リズムについて考えてもらいました。また継続的な支援をするために、ペープサートのDVDを園にお渡しし、子どもと保護者へお便りを作成しました。
日高地区で小学生向けのワークショップの取り組み—さくださんと行く!作田家とアイヌの暮らし—
(住居学科4年 JWU住まい活動隊)
北海道日高地区にて、川崎市立日本民家園を紹介しながら、アイヌの住環境を学ぶ小学生向けのワークショップを開催しました。アイヌの暮らしの場をレクチャーし、子どもたちは自分なりのコタン(アイヌの人々が住む村)を模型で製作しています。終了後のアンケートには、参加した13名中12名から「また参加したい」という回答が得られました。ワークショップ後も子どもたちに自分のまちに興味を持ってもらうため、子どもたちへ手紙を作成しています。
昨年度、採用採択された3つの活動概要は以上の通りです。今年度の社会連携活動支援助成の募集は、2023年6月5日(月)~6月30日(金)17:00で行われています。引き続き本学の学びを社会に還元するために、自由な発想での活動の応募をお待ちしております。