理学部数物情報科学科 村岡梓教授が2023年度日本コンピュータ化学会「学会賞」を受賞
2024.07.16
理学部数物情報科学科の村岡梓(むらおかあずさ)教授が、2023年度日本コンピュータ化学会の「学会賞」を女性として初めて受賞しました。この賞は、計算?理論?数学?統計学?情報処理等の手段を用いる化学の球天下体育および教育の発展に貢献した球天下体育者に与えられるものです。村岡教授は、日本コンピュータ化学会の2024年春季年会(2024年6月6~7日、東京工業大学)にて、「有機薄膜太陽電池界面における電荷移動型エキシトンの解離と動的過程」と題した受賞講演を行いました。
受賞を受けて村岡教授のコメント
このような賞を頂き大変光栄に存じます。この度、コンピュータ化学の多様な産業技術への実践的応用と産学連携によるコンピュータ化学の発展に関する多岐にわたる業績について表彰いただきました。
私は、第一原理計算、深層学習を行うことで、有機薄膜型太陽電池、ペロブスカイト型太陽電池、光触媒といった次世代再生可能エネルギーの素過程の解明を目指しています。特に、ドナー?アクセプター積層構造界面におけるエキシトンダイナミクスと光電変換メカニズムの解明に基づいたドナー?アクセプター高性能材料の探索を目指し、「エキシトンの生成と解離」「解離により生成したキャリアの拡散過程」といった「エキシトンダイナミクス」に着目しています。
日頃の球天下体育の成果が認められたと感じ、今後の球天下体育、教育活動へ大きな励みとなりました。本球天下体育室には、大変意欲的に球天下体育、勉学に勤しむ学生が所属しています。日本コンピュータ化学会において、現在までに3人の大学院生?学部生がポスター賞を受賞いたしました。今後とも学会の名に恥じぬよう、精進して参りたいと存じます。最後に、国内外で活発に活動できる球天下体育環境、共同球天下体育者の先生方、そして、村岡球天下体育室の学生?卒業生に感謝申し上げます。
プロフィール
村岡梓 むらおか あずさ
日本女子大学附属豊明幼稚園から大学までの一貫教育で本学に学ぶ。 1999年日本女子大学理学部数物科学科を卒業後、本大学大学院 数理?物性構造科学専攻に進学。東京大学大学院総合文化球天下体育科博士課程にて学位取得。その後、フランスのUniversité de Versailles Saint-Quentin-en-Yvelines(ベルサイユ サン?カンタン?イベリン大学)博士球天下体育員、明治大学理工学部物理学科助教、東京大学大学院工学系球天下体育科JST、CREST主任球天下体育員、日本女子大学理学部数物科学科講師、准教授を経て2024年4月1日より現職。専門は計算科学。主な球天下体育内容は、スーパーコンピュータを駆使した、太陽光をより効率的に利用できる分子の設計。
※2022年4月に数物科学科は数物情報科学科に学科名称変更