西生田キャンパスの豊かな自然の中で「宝物」を探す一日
2023.12.18
本学は、令和5年度多摩区大学地域連携事業として、「身近にある森の自然体験ワークショップ」と題し、日本女子大学西生田キャンパスの水田記念公園にて地域の小学生とその保護者を招いた自然体験ワークショップを11月3日(金?祝)に開催しました。
今回のワークショップは、社会連携教育センター「子育てサイエンス?ラボ」の事業の一環として、児童学科請川滋大教授と安藤朗子准教授を中心に学生ボランティアが運営を行いました。
実施に先駆けて、9月17日(日)にプロ?ナチュラリスト佐々木洋氏を講師に招き、まずは学生?教員自身が西生田キャンパス水田記念公園で自然体験授業を受けました。その後、10月29日(日)には、学生たちが主体となって再度西生田キャンパスに集まり、本番に向けて、当日のルートの確認や、動植物の観察を通じて子どもたちに伝えたい内容を準備しました。
学生と一緒に秋を探しながら
西生田キャンパスの森を散策
11月3日(金?祝)当日は、晴天にも恵まれ、参加者である多摩区在住の親子6組と佐々木洋氏、講師助手、請川教授?安藤准教授?JWU子育てサイエンス?ラボプロジェクトチーム担当長の心理学科麦谷綾子准教授と学生ボランティア9名が、3つのグループに分かれて西生田キャンパス水田記念公園を散策しました。
学生たちの案内で各グループが散策中に植物の葉、実、昆虫などを観察し、採取可能で秋の自然を感じられる物を「自然の宝物」としてケースに集めて、宝箱づくりを体験しました。散策後は場所を水田記念ホールに移して各グループが作った宝箱を見せ合い、採取した宝物や散策中に見つけた動植物や昆虫について佐々木講師から解説していただきました。
参加した親子からは、「身近に自然がたくさんあり楽しかった」「やさしいお姉さんたちと一緒で楽しかった」「虫をたくさん見られて楽しかった」「もっと長く歩きたかった」等の感想が寄せられました。
最後に、子どもたちには、宝箱作成に使用したケースがプレゼントされ、今度は家の近くの自然で宝箱を作ってみることが提案されました。また、講師助手から棕櫚(シュロ)の葉を使ったバッタがプレゼントされ、和やかにワークショップは終了しました。
今回の取り組みについては、その成果と多摩区の自然の素晴らしさとをリーフレットにまとめて多摩区内の各所にて配布する予定です。また、3月には多摩区役所にて活動報告会を行います。
川崎市多摩区大学地域連携事業について
川崎市多摩区と本学?専修大学?明治大学は、2005年12月より多摩区?三大学連携協議会として包括連携協定を締結しています。本協定は、大学の知的資源及び人材を活用した地域社会との連携に積極的に取り組み、地域社会の課題解決に向けて、多摩区にゆかりのある大学と地域社会が連携した実践的な活動を展開し、文教都市としてふさわしい地域づくりに貢献していくことを目的としています。
主な活動としては、年1回開催される多摩区3大学コンサートの運営、多摩区の課題解決のための大学地域連携事業、多摩区の魅力を発信する「たまなび」事業等があります。
今回のワークショップは、多摩区の事業テーマ「たまっ子を区民みんなで育てるまちづくり」を取り上げたものです。