球天下体育

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マウント?ホリヨーク?カレッジからのインターン生が躍動 ?ジャバオとドーンのアクティビティレポート?

2024.09.05

本学の協定大学、マウント?ホリヨーク?カレッジ(米国?マサチューセッツ州、以下 MHC)(※)から、昨年に引き続き2回目となるインターンシップ実習生チェン?ジャバオさんとドーン?ケルシー?ベルナルドさんを迎えました。2人は5月20日?7月12日の約2ヶ月にわたり、本学園でさまざまな活動をしてくださいました。大学はもちろん、附属豊明幼稚園や小学校、附属中学校や高等学校、ほうめいこどもクラブからリカレント教育課程に至るまで、たくさんの授業や交流に参加してくださいました。
ジャバオさんとドーンさんは、授業サポートだけでなく、本学学生が自由に2人と英語で雑談できるEnglish Chat Roomや、職員のための英語クラスなど、本学関係者の英語スキルの向上のためにも精力的に活動してくださいました。彼女たちの本学園での活動を振り返るとともに、活動を終えたジャバオさんとドーンさんのインタビューをお届けします。

ほうめいこどもクラブでの狂言ワークショップに参加

女性初の狂言師で本学卒業生でもある和泉淳子さんから、正しい正座、挨拶を学び、「鶴亀の舞」の小謡を練習しました。ジャバオさんとドーンさんも子供たちと一緒に先生の真似をして、一生懸命、小謡を練習しました。彼女たちは、狂言の歴史は600年前から始まり、稽古方法は当時から変わらず口伝であるという説明を興味深そうに聞いていました。

(左)子供たちと一緒に正座と挨拶を学ぶ2人 (右)一生懸命小謡を平仮名で便箋に書き写し、和泉淳子さんに見ていただきました
(左)子供たちと一緒に正座と挨拶を学ぶ2人 (右)一生懸命小謡を平仮名で便箋に書き写し、和泉淳子さんに見ていただきました

附属豊明幼稚園での活動に参加

ゲームや絵本を使って英語に触れる活動で、2人は英語の先生をサポートしました。2人は遊びの時間も園児と触れ合ってくださいました。

附属中学校、高等学校での活動に参加

中学校では、3年生の英語の授業に参加。2人は「ジェンダー」について発表し、生徒にとってはアメリカにおけるジェンダーに関わる問題について学ぶ機会となりました。授業後も積極的な交流をする生徒の姿もみられました。

高校では、2年生の英語の授業に参加。生徒が日本文化や学校紹介のプレゼンテーションを行い、インターン生は自己紹介やマサチューセッツ州での暮らし、大学の行事などを発表。インターン生への質疑応答の時間では、「日本に来て食べてみたいお菓子」や「好きな日本のアニメ」などについて、英語でのコミュニケーションを楽しみました。

(左)中学校のジェンダーを考える授業に立つジャバオさん (右)高校でマサチューセッツ州での大学生活を紹介するドーンさん
(左)中学校のジェンダーを考える授業に立つジャバオさん (右)高校でマサチューセッツ州での大学生活を紹介するドーンさん

リカレント教育課程の授業、協定大学留学フェアに参加

リカレント教育課程 再就職のためのキャリアアップコースでは、「時事英語1」のオンライン授業に参加。リカレント生による「好きな場所」についてのプレゼンテーションを聞き、英語で質問し会話を展開させることで、リスニングとスピーキングスキルの向上をサポートしました。

在学生向けに留学先としての協定大学を紹介するイベントに参加。2人の通うマウント?ホリヨーク?カレッジについて、大学のカリキュラムや施設、クラブ活動、季節ごとに楽しめる自然環境などを紹介しました。学生からのさまざまな質問にも丁寧に答えました。

(左)リカレント生とのオンライン授業に参加するドーンさん (右)学生からの率直な質問に答え、MHCの魅力をしっかり伝えました
(左)リカレント生とのオンライン授業に参加するドーンさん (右)学生からの率直な質問に答え、MHCの魅力をしっかり伝えました

国際文化学科、英文学科の授業に参加

国際文化学科のSAP(スタディ?アブロード?プログラム:海外短期研修)のシドニーコース事前学修に参加。『英語での自己紹介』について講義し、自己紹介を実践した学生にアドバイスをしました。

英文学科の「英語学概論-文化」の授業に参加。ドーンさんからはフィリピンのタガログ語ベースの英語や、出身地のNYブロンクス区で話されている黒人英語?ラテン系の英語、ジャバオさんからは中国の多様な方言の発音などをプレゼンしました。

(左)国際文化学科の授業では、学生と自己紹介で話した趣味の話で盛り上がりました (右)英文学科高梨先生に紹介され、和気あいあいとした雰囲気で授業をしました
(左)国際文化学科の授業では、学生と自己紹介で話した趣味の話で盛り上がりました (右)英文学科高梨先生に紹介され、和気あいあいとした雰囲気で授業をしました

インターンシップ修了パーティ

約2ヶ月間の活動を終え、修了パーティを開催しました。2人のために在学生や教職員が集まり、お互いに感謝を伝え合う温かい会となりました。2人には修了証を贈呈しました。

修了パーティーの様子。皆さんに感謝を伝えると感極まって涙するドーンさん。最後は楽しく懇談し、これまでの2人の活動を労いました。
修了パーティーの様子。皆さんに感謝を伝えると感極まって涙するドーンさん。最後は楽しく懇談し、これまでの2人の活動を労いました。

ジャバオさんとドーンさんにインタビュー「2人からみた日本女子大学とは??インターンシップの活動を終えて?」

Q1:最も思い出に残るインターンシップ活動は何でしたか。
Q2:インターンシップを通して日本女子大学やその学生たちにどのような印象を持ちましたか。また学生たちとどのような交流をしましたか。
Q3:日本女子大学の学生になるとしたら、どの学部で学びたいですか。その理由も教えてください。
※日本語は英語の下に記載しています。

Jiabao Chen(チェン?ジャバオ)

出身地:中国
好きな日本食:お寿司
好きな日本の場所:箱根神社
将来の夢:心理学の球天下体育者

A1. The most memorable aspect of the internship was participating in the study abroad seminar for Transcultural Studies. This seminar offered a unique perspective on global issues through literature, particularly focusing on the Fukushima nuclear disaster. We read Meltdown, a factual record of the event, alongside Yoko Tawada's fiction novel. The Emissary, which explored post-disaster Japan. These texts offered new insights into the far-reaching effects of nuclear disasters, such as their impact on collective memory. The approach to analyzing these complex issues through literature challenged us to think critically about global events and their long-term societal implications. This experience not only broadened my understanding of Japanese culture and history but also enhanced my ability to analyze global issues from multiple perspectives.

最も印象に残ったのは、国際文化学部の留学セミナーに参加したことです。このセミナーでは、文学、特に福島原発事故に焦点を当てて、世界の問題に対する独自の視点が示されました。私たちは、事故の事実を記録した『メルトダウン』と、事故後の日本を描いた多和田葉子さんのフィクション小説『献灯使』を読みました。これらのテキストは、集団記憶への影響など、原発事故の広範囲にわたる影響について新たな洞察が提供されました。文学を通してこれらの複雑な問題を分析するアプローチは、世界規模の出来事とその長期的な社会的影響について批判的に考えることを私たちに促しました。
この経験は、日本の文化と歴史に対する私の理解を広げただけでなく、多角的な観点から世界の問題を分析する私の能力を高めてくれました。


A2. The university's commitment to foster global citizens is evident in every aspect of campus life. Its long history of international partnerships with U.S. universities and diverse programs makes this commitment clear. Through my interactions with students in classroom settings and casual conversations in the English chat room, I saw how dedicated many of them are to preparing for study abroad. They asked lots of questions about life in the U.S. and were eager to practice their English. Our conversations covered a wide range of topics, from cultural differences and study goals to international issues, reflecting the students' broad mindedness. Helping with The Recurrent Education Program gave me insight into how Japan approaches lifelong learning. Meanwhile, working with the new Transcultural Studies department introduced me to fresh perspectives on historical events and current globalization trends. Overall, Japan Women's University left me with the impression of a school that truly values women's empowerment and global education.

大学のグローバル人材育成への取り組みは、キャンパスライフのあらゆる側面に表れています。米国の大学との長い国際提携の歴史や多様なプログラムが、この取り組みを明確に示しています。教室での学生との交流やEnglish Chat Roomでの何気ない会話を通じて、多くの学生が留学に向けての準備に熱心に取り組んでいることが分かりました。学生たちは米国での生活についてたくさんの質問をし、英語を熱心に練習していました。私たちの会話は、文化の違いや学習目標から国際問題まで、幅広いトピックに及び、学生たちの寛容さを反映していました。
リカレント教育課程の支援を通じて、日本が生涯学習にどのように取り組んでいるかを知ることができました。一方、新設の国際文化学部での仕事を通じて、歴史的な出来事や現在のグローバル化の傾向に対する新たな視点を知ることができました。全体として、日本女子大学は、女性のエンパワーメントとグローバル教育を真に重視する学校という印象を受けました。


A3. If I became a student at Japan Women's University, I would be really excited about joining the Transcultural Studies department. This new department offers a great mix of courses on different cultures and global communication. I'm particularly interested in their study abroad seminar, which introduces students to novels which cover topics such as intercultural communication, global citizenship, and the impact of technology on worldwide connectivity, like "The Emissary" by Yoko Tawada. This would be a fantastic way to explore cultural themes through literature. Besides, the 2-week study abroad program for all students serves as an excellent foundation for longer-term international studies and significantly broadens one's global perspective. Studying here would also help me build practical skills and global perspectives which would be incredibly valuable for future careers in international education.

もし私が日本女子大学の学生になったとしたら、国際文化学部の学生になることをとても嬉しく思っただろうと思います。この新しい学部では、異文化とグローバルコミュニケーションに関するさまざまなコースを提供しています。私は特に、異文化コミュニケーション、グローバル シティズンシップ、テクノロジーが世界規模のつながりに与える影響などのテーマを扱った小説 (多和田葉子著『献灯使』など) を紹介する留学セミナーに興味があります。文学を通して文化的なテーマを探求する素晴らしい方法だと思います。
さらに、全学生が参加できる2週間の留学プログラム(1年次必修のスタディアブロードプログラム/通称SAP)は、長期の国際球天下体育の優れた基礎となり、グローバルな視点を大幅に広げます。ここで勉強することで、将来、国際教育のキャリアを積む上で非常に価値のある実践的なスキルとグローバルな視点を身に付けることもできると思いました。

Dawn Chaelce Bernardo(ドーン?ケルシー?ベルナルド)

出身地:ニューヨーク
好きな日本食:サーモンのにぎり
好きな日本の場所:長野県の藤井農園
将来の夢:スクールカウンセラー

A1. Joining Tanaka-sensei’s Study Abroad Seminar every week was a very meaningful experience that I will carry for years to come. Through this class, I learned a lot about Japanese culture and historical events like the tragic Fukushima Daiichi Earthquake, Tsunami, and Nuclear Accident. I had thought-provoking discussions with the students about the importance of preserving disaster memories. Also, I was happy to share some of my culture as an American. For example, I shared an American classroom activity that is based on the popular game show, Jeopardy! It was so fun to share this experience with the students and see them work together to win points for their teams. Also, I met good friends who kindly joined us on a trip to Kamakura! I am so thankful to have this experience with Tanaka-sensei and everyone in the class.

田中有美先生(国際文化学部)の留学セミナーに毎週参加できたことは、今後何年も忘れられないとても有意義な経験でした。このクラスを通して、私は日本文化や、福島第一原発を襲った悲惨な地震、津波、原発事故などの歴史的出来事について多くを学びました。災害の記憶を保存することの重要性について、学生たちと刺激的な議論をしました。
また、アメリカ人として自分の文化の一部を共有できたことも嬉しかったです。例えば、私は人気のゲーム番組「ジェパディ!」に基づいたアメリカの教室活動をシェアしました。この経験を学生たちと共有し、彼らが協力してチームのためにポイントを獲得するのを見るのはとても楽しかったです。また、鎌倉への旅行に同行してくれた親切な友達にも出会えました!田中先生とクラスのみんなと一緒にこの経験をすることができてとても感謝しています。


A2. I have an impression that Japan Women’s University and its students are eager to join a globalized world. The International Office is working hard to widen the global connections of the university and its affiliate schools. I understand that JWU wants to prepare its students to thrive in multicultural spaces as the world becomes more globalized. At the same time, they are committed to preserving and celebrating their cultural heritage. For example, one time, a student who came to English Chat Room introduced Japan’s National Treasures to me. We talked about how Japan is committed to preserving its culture while welcoming new cultures. I felt like that was exactly what JWU was like, especially in moments where students and I shared things about our cultures with each other. The university and the people in it are excited to engage in cross-cultural exchange.

日本女子大学とその学生は、グローバル化した世界に参加することに意欲的であるという印象を受けます。国際交流課は、大学とその関連学校のグローバルなつながりを広げるために懸命に取り組んでいます。世界がますますグローバル化する中、日本女子大学は学生が多文化空間で活躍できるように準備したいと考えていると理解しています。また大学は、文化化的伝統を称え、保護することに尽力しています。
例えばある時、English Chat Roomに来た学生が日本の国宝を私に紹介してくれました。私たちは、日本が新しい文化を歓迎しながらも、自国の文化を保護することに尽力していることについて話しました。特に学生と私がお互いの文化について共有した瞬間に、これがまさに日本女子大学だと感じました。大学とそこにいる人々は、異文化交流に熱心に取り組んでいます。


A3. I would like to join the department of Transcultural Studies. I have met a lot of students who chose this department because they are so interested in learning about other cultures. Because I am also interested in the diversity of cultures in America, I believe this department suits my interests the best. There are so many amazing opportunities to learn about other cultures like learning from guest lecturers who come from universities worldwide. The students even have the chance to study abroad for two weeks during their first year! From Taiwan to England, the Transcultural Studies department allows students to explore many different cultures in fun and exciting ways that prepare them for multicultural interactions.

私は国際文化学部に入学したいです。異文化について学ぶことにとても興味があり、この学科を選んだ学生にたくさん会いました。私もアメリカの文化の多様性に興味があるので、この学科が私の興味に最も合っていると思います。世界中の大学から来たゲスト講師から学ぶなど、異文化について学ぶ素晴らしい機会がたくさんあります。学生は1年目に2週間留学する機会さえあります(1年次必修のスタディアブロードプログラム/通称SAP)!
国際文化学部では、台湾からイギリスまで、学生が楽しく刺激的な方法でさまざまな文化を探求し、多文化交流に備えることができます。

(左)インタビューで活動を振り返る2人 (右)大学生協の焼きたてパンを気に入ったそうです
(左)インタビューで活動を振り返る2人 (右)大学生協の焼きたてパンを気に入ったそうです

ジャバオさん、ドーンさん、本学での精力的な活動をありがとうございました。
さまざまな授業や交流に参加し、約2ヶ月間忙しく活動した2人。園児や生徒、学生にとっても、英語の交流を日常的に体験できる、とても有意義な機会となりました。
修了パーティで、本学副学長で国際交流センター長の宮崎あかね先生は「日本女子大学を第二の母校と思ってください」と2人に伝えました。この縁を大切に今後も繋がり合い、学生が中心となりながら、さらに国際交流を深めていくことを期待しています。

マウント?ホリヨーク?カレッジ

アメリカ北東部のマサチューセッツ州に位置する、1837年創立のアメリカ最古の女子大学。セブンシスターズと呼ばれる名門女子大学7校(現在は7校のうち5校が女子大学)の1つで、日本女子大学とは1998年に協定を締結した。

https://www.mtholyoke.edu/