球天下体育

图片

\JWU PRアンバサダー/ 社会で活躍されている卒業生インタビュー第2弾!

2024.01.18

こんにちは。JWU PR アンバサダーです。
日本女子大学には、さまざまな分野で活躍されている卒業生がいらっしゃいます。そこで、4回にわたり「社会で活躍されている卒業生インタビュー」を私たちがお届けします。
第2弾は、2002年に家政学部住居学科を卒業され、現在は光文社Mart編集部や、STORY編集部や、ベネッセ「ひよこクラブ」「たまごクラブ」をはじめとするさまざまな雑誌でフリーライターをされている西村絵津子さんに、JWU PR アンバサダーのK.YとN.AとA.Cがお話を伺いました。

さまざまな雑誌でフリーライターをされている西村絵津子さん
——普段は、どのようなお仕事をされていますか。

 西村:私は、女性誌を中心としたフリーのライターとして、巻頭特集から連載ページまで幅広く担当をしています。しかし、ライターといっても書くことだけが仕事ではありません。取材先のリサーチや取材交渉はもちろん、撮影商品のコーディネートや撮影スタッフと場所の手配、当日の進行決めも自分で行います。取材撮影に行きつくまでには多くの時間がかかりますが、取材の良し悪しがそのまま原稿のクオリティに影響してしまうので、念入りな事前準備は欠かせません。書くのは、本当に最後の1日ですね。その後も、取材先との原稿確認のやり取りや校正までを担当の編集者と進めていきます。時には、他のライターとチームを組んで誌面を作成することもありますね。

現在西村さんが関わっていらっしゃる雑誌の一部

——初めからライターのお仕事をされようと思っていたのですか。

西村:いいえ。最初は全くそのつもりはありませんでした。卒業後は、日本マクドナルド株式会社に入社しました。店長職を経て、本社人事部で採用の新プロジェクトの立ち上げに関わったり、採用ツールや社内報の記事制作を担ったりしていました。結婚出産を機に退職し、30代に入ってから2人目の子どもが幼稚園に入る前くらいのタイミングでフリーライターの仕事を始めました。私はもともと小さい頃から書店に行ったらいつまでも帰ってこないくらいに雑誌を読むのが好きで、特にファッションやインテリアにはとても興味がありました。「いつかそういう雑誌に関わる仕事に就きたいな」という気持ちはあったものの、なかなかタイミングがなく、結婚退職を経て自分をある意味リセットし、「自分は何がやりたいのかな……」と改めて考えていたときに、ライターのお仕事の募集があり、これだ!と思って応募をしたのがきっかけです。
 
——いまのお仕事の中で、大学で学んだことが生かされたエピソードがあれば教えていただけますか。
西村:私は、日本女子大学の附属校園である豊明小学校から大学まで通いましたが、その時に育んだ友人とのつながりはいまでもとても生かされています。お仕事で偶然つながることもありますよ。学生時代の友人は、心の支えになる度合いが全く違います。「人とのつながり」は、日本女子大学にいて、本当に大きな財産になったと思います。
また、大学では家政学部住居学科に進学し、模型を作ったり図面を描いたりと、とても大変だった記憶がありますが、その中で養われた集中力は、いまの仕事でも非常に役に立っています。原稿を書く時には集中力が欠かせません。そして、住居学科で学んだ生活者の視点からアプローチするインテリアデザインの考え方は、現在担当している家事?ライフスタイル系雑誌の月刊「Mart」の企画提案や取材コーディネートをする上でのベースになっています。
 
——学生時代にアルバイトは、されていましたか。
西村:はい。アルバイトではいろいろなことを経験したくて、飲食店などさまざまなところで働きました。空港でのグランドホステスのアルバイトでは、主に春休みなどの長期休みに、おじいちゃんやおばあちゃんの家へ、お子さんだけで旅行に行く際のサポートをしていました。
 
——空港でのアルバイトということは、英語が話せたのですか。大学ではどのような勉強をされたのですか?印象的な経験があれば教えてください。
西村:主にお子さんのアテンドをしたので、英語を話す機会はあまりなかったのですが、大学時代には母からのすすめで、長期休みに1か月半くらいハワイ大学へ短期留学をしました。海外で長期間を過ごすのは決して楽しいことばかりではありませんでしたが、「あのとき、楽しかったな」という思い出は、いまでも自分に力をくれる貴重な経験です。また、「あの時の大変だった経験と比べれば、いまはそこまで大変ではない」と思えるようになりました。勢いをつけて飛び出した経験がいまでもとても役立っています。

アンバサダーのK.YとN.AとA.Cがお話を伺いました。
——いろいろな経験をされてこられたと思うのですが、大学生活で特に印象的だった出来事はありますか。
西村:大学主催の建築旅行で夏休みにヨーロッパへ行ったことです。ピサの斜塔や、まだ建築途中のガウディの建物など、今まで教科書でしか見てこなかった建築物を実際に見ることができました。数百年前から作られ、いまでも建築が続けられているものを、実際に自分の目で見るなど、全く違う視点で建築物を見られたことはとても印象に残っています。個人旅行や大人になってからではできない経験であり、いまとなっては大学生の時にしかできなかったことだったなと思います。
 
——お話を伺っていると、大学生の間にいろいろな経験をすることが大切なのだと気が付かされます。
西村:そうですね。特に子どもが生まれると、「これ以上は無理をしてはいけない」「来週少し疲れそうだからやめておこう」など、ワークライフバランスを考えてしまうことがとても多くなります。しかし、大学生の頃は、勢いだけでいろいろなことができます。「あの時は自分もこんなにできたのだから、やりたいことを諦めてはいけない」というように、大学生の時に自分で「いまだ!」と思って挑戦したことが、いまになって生かされ、自分の糧になっています。
 
——豊明小学校から通われているということで、日本女子大学ベテランの西村さんから見た本学のおすすめポイントはありますか。
西村: 友人とのつながりが強く、学校への愛情が深く大好きなところでしょうか。そして、創立者の成瀬仁蔵先生の教えである三綱領(*)は、大人になって社会へ出ても本当にそうだなと身をもって感じます。それを体現してくれるのが、日本女子大学だと思います。
*三綱領:本学創立者である成瀬仁蔵の教育理念で、「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を指す。
 
——最後に、後輩に向けてのメッセージをお願いします。
西村:大学生の時は、失敗しても良いので「本当に自分がやりたいこと」にたくさんチャレンジをしたほうが良いと思います。それが、大人になって忘れた頃にとても役に立ってくるので、失敗を恐れずにたくさんの経験が積めると良いと思います。
「大学生の時は、失敗しても良いので本当に自分がやりたいことにたくさんチャレンジをしたほうが良いと思います」と西村さん
(番外編)
実は、インタビューが終わった後、就職活動に関する相談もさせていただきました。その中で、特に印象的だったお話をご紹介します!
 
——就職活動をする中で、やりたいことが見つからないと感じています。 やりたいことが見つからないなら、20代のうちにやりたいことを探すのがいいのか、もしくはやりたいことよりも、できることを増やしたほうがいいのかという視点で悩んでいます……。
西村:私も学生の時は、同じように悩んでいました。建築やインテリア関係に興味がありましたが、 結果として建築関係の会社に就職しなかったのは、自分の「やりたいこと」と「できること」は違うと思ったからです。私の場合は、インテリアなどの好きなことは、趣味でやろうと割り切り、最初の就職先は会社の雰囲気や自分が成長できる環境かどうかなどで選びました。最初からやりたいことが仕事になっている人もいますが、それは本当にラッキーなことで多くはないと思うので、仕事をしながらやりたいことを見つけていってもいいのかなと思います。気が付いたら、私のように自分の好きなことが仕事に役立つこともきっとあるはずです。

——————————————————————————————————————————

【今回インタビューを行ってみて】人間社会学部現代社会学科3年A.C
今回のインタビューで印象的だったのは、本学の良さとして、「人とのつながりの強さ」を挙げてくださったことです。私も実際に大学で過ごしていて、少人数で学べる環境が整っているからこそ、友人はもちろん先生方との距離も近いと実感しています。そのため、人とのつながりが強いのは、以前から変わっていないのだなと感じました。また、西村さんが建築旅行などに参加されていたように、本学では座学だけでなく、実際に体験する学びの場が多数提供されています。まさに、「やりたい!」、「学びたい!」と思ったことに向かってチャレンジできる環境であり、そこで得た経験が、大人になってからも頑張る源になっているというお話を聞いて、大学生活の最後の最後まで、いろいろなことに挑戦したいと思いました。