国際文化学部長河本教授による特別講演会がヨックモックミュージアムで行われました
2023.06.19
河本教授による解説でピカソと彼の作品に思いを巡らす
国際文化学部長である河本真理教授により監修された企画展「ピカソのセラミック-モダンに触れる」がヨックモックミュージアム(東京都港区)において2023年9月24日(日)まで開催されています。
本展では、ヨックモック?コレクションのピカソのセラミックを20世紀美術の中に位置づけながら、その新しい??が紹介されており、遊び?に満ちた、多彩なピカソ芸術の世界に触れることができる魅力的な展示となっています。
本展をさらに深く理解し、楽しむために2023年6月10日(土)に河本教授による特別講演会がヨックモックミュージアム併設のカフェ ヴァローリスで行われ、会場は参加者で満席となりました。
単に解説書を読むだけでは流されてしまいがちな知識も、監修された河本教授から作品が生み出された歴史的背景、ピカソと同時代の芸術家との関連、作品を鑑賞するポイントについて解説いただくことで、ピカソと彼の作品をより近くに感じ、作品の持つ意味や彼が芸術だけでなく社会に与えた影響について思いを巡らす機会となりました。
講演終了後には展覧会を見学する時間もあり、新たに得た知見をもって作品に向き合うことのできる充実した特別講演会となりました。
教室で学ぶだけでなく、実際に現地に行って体験するという「脱教室?脱キャンパス型」の学びは、国際文化学部の学びの真髄でもあります。河本教授によれば、ピカソのセラミックにはモダンなものが底流として流れており、古典的なものもモダンなやり?で再解釈しているということですが、従来の人文学の学びの方法とは異なる「脱教室?脱キャンパス型」という手法が取り入れられた国際文化学部のカリキュラムには、ピカソにおける「モダン」に通じるものをどこかに感じることができるのではないでしょうか。
写真提供/ヨックモックミュージアム