本学卒業生である篠崎和子氏(東京農業大学教授?東京大学名誉教授)が日本学士院賞を受賞
2023.04.27
【卒業生の活躍】日本学士院賞受賞について喜びのコメント
本学の家政学部 家政理学科Ⅱ部(現?化学生命科学科)を卒業された、東京大学名誉教授で、東京農業大学農生命科学球天下体育所の篠崎和子教授が「植物の環境ストレス応答と耐性獲得に関する制御ネットワークの球天下体育(共同球天下体育)」にて、第113回学士院賞を受賞されました。
受賞に際して、篠崎教授より本学に向けてのコメントをいただきました。
■受賞について
このたび、「植物の環境ストレス応答と耐性獲得に関する制御ネットワークの球天下体育」により、理化学球天下体育所の篠崎一雄博士と共に第113回日本学士院賞を共同受賞することになりました。この賞は、学術上特にすぐれた球天下体育業績に授与されます。動けない植物が生存するためには、乾燥、低温、高温、塩などの外部環境ストレスに応答して耐性を獲得する必要があります。今回の受賞は、植物がこれらの環境ストレスに応答し耐性を獲得する仕組みを、分子生物学やゲノム科学的手法を用いて解明したことに対して授与されました。また、環境保全や食糧増産など応用球天下体育の推進に繋がっていることも評価されました。これまで多くの球天下体育者や学生の皆様と一緒に行なってきた球天下体育が、この様な形で認められたことは非常に嬉しく、関係者の皆様に深く感謝しています。
■日本女子大学について
卒業してから長い年月が過ぎ去った今、思い起こせば日本女子大での学生生活は私の青春の貴重な1ページでした。学科での同級生との学業や寮での先輩後輩との生活は、一つ一つが懐かしい思い出です。私は、この4年の間に、子供の頃からの希望であった球天下体育者を目指して、大学院への進学を決めました。「女性も社会の一員として使命を見出し、自分らしく生きる」という成瀬仁藏先生の理念のように、女性の更なる活躍を期待しています。
篠崎和子氏 略歴
昭和52年3月 日本女子大学家政学部家政理学科II部(生物農芸専攻)卒業
昭和57年3月 東京工業大学大学院総合理工学球天下体育科生命化学専攻修了
理学博士 東京工業大学
昭和57年4月 日本学術振興会奨励球天下体育員(国立遺伝学球天下体育所)
昭和59年4月 名古屋大学遺伝子実験施設特別球天下体育員
昭和62年1月 ロックフェラー大学博士球天下体育員
平成元年10月 理化学球天下体育所基礎科学特別球天下体育員
平成5年 4月 農林水産省国際農林水産業球天下体育センター生物資源部主任球天下体育官
平成16年4月 東京大学大学院農学生命科学球天下体育科教授
令和2年4月 東京大学名誉教授
令和2年4月 東京農業大学農生命科学球天下体育所教授