球天下体育

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【学生インタビュー】給食レシピコンテスト受賞

2022.12.19

【学生インタビュー】給食レシピコンテスト受賞

家政学部食物学科 管理栄養士専攻3年 大津世莉さん、川島愛子さん、栢沼雅さん、川﨑愛香さん、菊地あかりさん、水野亜美さん、安本茉由さん

給食レシピコンテスト受賞者インタビュー

 2022年4月より募集が開始された給食レシピコンテストの審査結果が8月に発表され、家政学部食物学科 管理栄養士専攻の6名が、それぞれ賞を受賞しました。今回はレシピに対するこだわりや、学生目線で感じる日本女子大学の魅力や球天下体育についてインタビューをしました。

■コンテスト概要
名称:給食レシピコンテスト第二弾
昨年に続き開催された、部門別テーマをもとにオリジナルの給食レシピを応募する一般公募のコンテスト。
審査方法:一般Web投票審査と調理審査
部門:A部門/トマトソースでアレンジレシピ、B部門/トマトソースで豆うまレシピ
主催:Eatreat株式会社
協賛:カゴメ株式会社
結果発表ページ(受賞作のレシピも見られます):https://kgm-contest.com/

■受賞概要
B部門 グランプリ&学生賞(個人受賞)
レシピ名:オープンオムレツ チリコンカンソースがけ
家政学部食物学科 管理栄養士専攻3年 大津世莉さん

B部門 特別賞(チーム受賞)
レシピ名:大豆ミートのシェパーズパイ
家政学部食物学科 管理栄養士専攻3年
川島愛子さん(前列中央)、栢沼雅さん(前列左)、川﨑愛香さん(後列左)、菊地あかりさん(前列右)、水野亜美さん(後列中央)、安本茉由さん(後列右)

グランプリ&学生賞を受賞 大津世莉さんのインタビュー

-受賞おめでとうございます。そして2冠も獲得されました。感想をお聞かせください。
このような素晴らしいコンテストで2つの受賞ができたこと、とても嬉しく思います。学生だけなく一般の方の応募もあるレベルの高いコンテストの中で、このような栄えある賞をいただけて光栄です。グランプリ獲得を知ったときは夢なのかなと思いました。

-本当に素晴らしいと思います。応募されたきっかけはなんでしょうか。
コンテストのことは知っていましたが、実習の忙しさで諦めかけていたところ、友人が多数応募していることを知って、諦めてはいけないと思い直し、応募することにしました。

-レシピ作りでこだわったポイントはどこですか。
給食を作るには、栄養価、食べやすさ、調理の効率性、価格、見栄えなどさまざまな要素を考えなければなりません。今回は調理工程が少なく、手間のかからないことを特に意識し、耐熱皿に流し込んで焼くだけのオムレツと、もともと味のついているカゴメのトマトソースに少し火を通して上からかけるだけという簡単なレシピにしました。また豆を美味しく食べられるよう味付けや具を工夫しました。

-オムレツというみなさんが好きなものと、食べてほしい豆を組み合わせるのが良いアイデアですね!
そうなんです。私は子ども向けを想定してレシピをつくりました。特に子どもは、豆とキノコが苦手なことが多いため、オムレツという子どもに人気が高い料理に、豆とキノコと相性の良いトマトを組み合わせたチリコンカンソースをかけることで、美味しく食べられるレシピにしました。

-よく工夫されていますね。続いて大学での学びについておうかがいします。
日本女子大学を選ばれた理由を教えていただけますか。
栄養学を学べる関東の大学を探していた時に、栄養学において有名で、優秀な学生が多い日本女子大学が目に留まりました。高校時代の卒業球天下体育で、食事や栄養素が病気の予防や治療に繋がることを知り、毎日摂る食事や栄養素の持つ力や可能性に興味を持ち始め、専門的に学ぶことのできる食物学科を選びました。

-大津さんから見て、本学の食物学科の魅力はどんなところでしょうか。
食品衛生、栄養教育、給食経営、臨床栄養、調理実習など、さまざまな分野から食物や栄養に対してアプローチしていくため、広い視野を身に付けることができ、興味関心の幅も広がります。
また食物学科の学生は、本当に真面目で頑張り屋の方が多く、絶対に手を抜きません。そんな学科のみんなと切磋琢磨していけることは、非常に良い刺激になりますし、向上心を持って大学4年間を過ごすことができると思っています。

-みなさんの向き合い方は素晴らしいですね。最後に将来の夢があれば教えていただけますか。
現在はまだ定まっていませんが、食品会社の球天下体育開発や、企業や病院の管理栄養士、また教職課程も履修しているので栄養教諭(管理栄養士として給食の献立を考えるだけでなく、食育の授業も行う教諭)なども考えています。

-引き続き頑張ってください。ありがとうございました。

授業終わり、インタビューのために集まってくださいました。

特別賞受賞チームへのインタビュー

-このたびは特別賞の受賞おめでとうございます。受賞の感想をお聞かせください。
川島:ありがとうございます!班で協力してレシピを考えることだけで楽しかったのですが、賞もいただけてとても嬉しいです。

-レシピ作りで苦労したことは何ですか。
川島:ミートソースの上にかけるポテトクリームの材料や、乾燥マッシュポテトと牛乳の比率を考えることに苦労しました。10食分の試作をした時に、クリームがダマになってしまったため、材料と比率を考え直すことになりました。この時は振り出しに戻ってしまった感じがして悲しくなり、締め切りまでに修正できるか不安になりました。

安本:そもそも給食という大量調理用のレシピなので、専用の機械を用いた作業手順を考えなければなりません。調理が変わるごとに洗わなければならない大型の回転なべの使用順番も重要でした。

栢沼:また、審査員からもご指摘いただきましたが、試作を繰り返しても味や食感に変化をつけることが難しく飽きてしまうことが課題でした。最終的には、調味料や大豆ミートの配分を調整することで、味に深みが出て最後まで美味しく食べられるレシピにできました。

-どんなところにこだわりましたか。
栢沼:ポテトクリームはジャガイモで一から作るのではなく、乾燥マッシュポテトを使用したこと、大豆ミートは水で戻すのではなく、トマトソースの水分を用いて戻すことで時間と工程の短縮できるように工夫しました。

菊地:川島さんの話にあったように、乾燥マッシュポテトと牛乳の比率を試行錯誤して、ポテトクリームに“ぽてっと感”が出るようにしました。

水野:このように色々な工夫を詰め込んで、肉や魚などの動物性たんぱく質を使用しなくても、満足感がでるように仕上げました。

-このレシピはどのような人向けにどんな気持ちを込めて作りましたか。
川﨑:大豆ミートのシェパーズパイ(パイ生地を使わずにマッシュポテトをかぶせて焼いたパイ)は、今注目されているSDGsを考慮したメニューになっており、子どもから大人まで、すべての人を対象に地球と自分の健康を再考してもらうきっかけになればいいなという気持ちを込めました。

安本:食べ応えのある献立で幅広い年代の方へ「ミートフリー」に挑戦するきっかけになってほしいと考えてつくりました。植物性の食材で美味しくかつ持続性ある食を知ってもらえたら嬉しいです。

-ありがとうございます。続いて大学生活のことをうかがいたいと思います。みなさんが日本女子大学を選んだ理由は何ですか。
安本:私は小学校から本学の附属校に通っていました。慣れ親しんだ自由な校風と三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の教えが好きだからです。三綱領は生きていく上で大事なことだと思っています。「自発創生」が根付いていて、自分で考えてやってみるというのが私の好きな自由な校風です。

水野:管理栄養士を目指すことのできる大学の中で、実習などで実践的に学べるカリキュラムが魅力的だったからです。オープンキャンパスで先輩に実習が多いと聞き、座学が多いよりそちらの方がいいなと思って選びました。

川島:食物学科に興味があって、よくオープンキャンパスに行っていました。先生や学生、全体の雰囲気が良く、行く度に「日本女子大学に通いたい」という思いが強くなったので志望しました。

-実際に入学されてみて感じた、食物学科の学びの魅力や楽しいことを教えてください。
川島:臨床医学、臨床栄養学をはじめ、多くの科目で勉強する生活習慣病の知識は、自分自身が健康に生きていく意味でも役立ちます。また、食物学科では、学生同士の交流の多いことが魅力です。実験や実習などグループ活動が多いため、必然的に周囲と関わる機会も多いのですが、周りのみなさんが優しいのでとても楽しく学べています。

川﨑:実習や講義がとても忙しいのですが、その一方で学生と先生が長い時間を共有するため、大学の話だけでなく将来についても相談に乗っていただいたりします。とても距離が近いのが魅力です。

菊地:課題が多い上、ひとつの課題に数週間または数ヶ月かけることもあります。正直ハードではありますが、その反面大きな達成感を味わうことができるのが食物学科の醍醐味です。

-グループ活動や学生同士の交流が活発な学科なのですね。課題は大変そうですが、これからも頑張ってください。
改めてこのたびは受賞おめでとうございました。

将来は病院の管理栄養士や食品の商品企画に携わりたいと語る学生のみなさん。ぜひ食物学科での学びを糧に夢を叶えていっていただきたいです。