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教養科目

教養科目

日本女子大学では、次世代の社会で活躍する人材を育成し、現代社会をとりまく諸問題の解決をめざし社会に貢献するために、専門科目とは別に全学共通の教養科目群を用意しています。
 私たちが生きる21世紀は、政治?経済?文化のグローバル化が進み、また科学技術は飛躍的に進歩し、それによる価値観の多様化、複雑化が急速に進行している時代です。
 このような時代に自立した個人として生きるためには、学科の枠にとらわれたり専門にだけ閉じこもったりするのではなく、幅広い知識と柔軟な思考に基づいて物事を適切に判断し行動できる力を身につける必要があります。そのための主体的な力となるものこそ「教養」であり、今の時代に社会から求められているものです。
本学の教養科目は、(1)人類の知的財産を継承しつつ、歴史的存在としての現在について理解し、(2)さまざまな学問分野の成果を自身の知識の中に組み入れ、(3)批判的意識をもって自立した市民として生きる価値観を確立できるよう意識づけることを目的としています。
 さらに女子総合大学である本学で学ぶ意義の深い科目として、世界平和、社会貢献、リーダーシップの養成、生活の質の向上、科学?情報リテラシーなどに関わる科目や、アクティブ?ラーニング形式の演習科目を用意しています。
全学部ともに下記の3系列から偏りなく12単位を履修することにより、幅広い知識?思考?技能などを身につけ、各学科の枠を超えて関心と意欲の幅を広げ、社会で活躍することを期待しています。

A 多様な社会と人間の尊厳

A系列キーワード:政治、経済、社会学、経営学、教育学、法律、福祉、人権、
ジェンダー、メディア、地域球天下体育、国際関係、メンタルヘルス

地域社会または地球社会の一員として、自立した批判的意識をもって民主主義を守り育てる市民となるために、社会的存在としての人間を考える上での基礎?基本となる知識を得る。政治?経済?宗教?教育?法律?福祉?人権?ジェンダー?地域球天下体育など、社会科学的視点に重点を置く。また、女性が地域および地球市民としてどのように生きるか、女性の視点や特性が社会にどのように貢献しうるかを理解する。

B 自然の摂理の探求

 B系列キーワード:地球?宇宙、科学?技術、化学、物理学、情報、
人間の身体の構造?機能、心理学、数学、生命科学、生活、環境

自然の一部として人間をとらえ、生命現象を物質科学的に理解し、同じ地球上に生きる多様な生物群との相互関係を学ぶ。同時に地球?宇宙のしくみ、人間生活をとりまく科学?技術を、物質、エネルギー、情報が組み合わさった複合システムとしてとらえるとともに、人間の身体の構造?機能から精神?心理のしくみを理解し、数学をはじめ自然科学的思考の基礎?基本から広く地球環境まで学ぶ。

C 知性と文化の系譜

 C系列キーワード:哲学、歴史、地理学、美術、音楽、演劇、文学、宗教、言語、
異文化理解、文化人類学

文化的存在としての人間を考える上での基礎?基本として、人類の知的?道徳的探求の蓄積である哲学?倫理?歴史の概要を学ぶことによって、現在の自己と過去からの継続線上にある自己についての思索を深め、自然や社会を把握?理解してきた人間の歴史的な活動として捉える。さらに、美術?音楽?演劇?文学?芸能などの人類の有形?無形の文化的財産を認識し、それを鑑賞する感性を磨く。

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