特別招聘教授からのメッセージ
特別招聘教授からのメッセージ
日本女子大学食科学部の開設おめでとうございます。食科学部の前身である食物学科で学んだ私にとって、今回母校の皆様にお話しさせていただく機会を持つことができ大変うれしく思っております。私が学んだ頃と比べますと、日本の「食」について世界中から注目が集まるようになりました。私自身も卒業後は食のプロフェッショナルとして、日本だけでなくアジア、欧州、米国のグローバルビジネスに20年以上関わってきました。大学の授業で学んだ「食」と、実際のビジネスのつながりを学生の皆様にお話ししたいと考えております。
また、食のグローバルビジネスにおいて、日本の伝統的な食?化や食材の魅力をどのように活かし発信していくのかについて、日本企業の具体的な事例や取り組みについてお話しする予定にしております。学生の皆様が食を通じてグローバルビジネスにチャレンジしていくことを志す きっかけとなればと思います。
[プロフィール]
1998 年日本女子大学家政学部食物学科食物学専攻を卒業後、カルビー株式会社入社。球天下体育開発部門からキャリアをスタートし、欧州での会社および製造工場の立ち上げに従事。その後、タイ現地法人であるカルビータナワット社の President 兼 CEO に就任。現在は、宝酒造インターナショナル株式会社において、海外食材卸部の上級専門部?として、日本の食材を広く世界に発信する業務において活躍。
この度、日本女子大学食科学部の特別招聘教授に任命され、光栄に思います。食品を科学的に探求し、グローバルな食の課題に取り組む機会をいただき感謝しています。国際協力を通じて、異なる?化的?科学的視点を教育に取り入れることで、学生が理解を深め、世界的な課題に対応する準備を整える力をつけてほしいと考えています。
私の教育哲学は、食科学における批判的思考と実践的スキルの育成を目指しており、新設される食科学部の目標と一致しています。学生が、持続可能で革新的な食品に対する消費者の態度を探り、感覚の違いを理解し、食品の感覚特性が感情や情緒に与える影響を分析できる魅力的な学修環境を作りたいと考えています。
食科学部の教育活動に貢献し、学生と協力して革新的なアプローチを開発することを楽しみにしています。日本女子大学の食科学部の取り組みは素晴らしく、この協働の取り組みにより、この分野における新たな発展をもたらし、健康的で持続可能な食システムと食習慣を進展させると確信しています。学生の学修体験を豊かにできることを楽しみにしています。
[プロフィール]
世界初の「食の総合大学」と称され、「食」を科学的?社会学的観点から学ぶことができるイタリアの「食科学大学」の教授。主な球天下体育分野は、持続可能な革新的食品に対する消費者の態度、感覚認識の個人差、消費者の感情的反応に対する食品の感覚特性の影響、および機器技術(電子鼻)を使用した食品の保存期間の評価など。イタリア感覚科学会の諮問委員会のメンバーおよび感覚プロジェクトマネージャーの会?を務め、イタリア食品包装科学グループの創設メンバーおよび、イタリア食品科学技術協会のメンバー。さまざまな企業と共同事業を行っている。